駒の材質はバイオリンやチェロの駒と同様に「楓」が一番が良いのですが、二胡の場合はそのままではなく一度油で揚げているのです。
揚げると楓は発泡し材質に細かい空間が出来、変化します。そうなったものが、二胡に最も適した駒の素材となります。
この駒は、中国二胡王と呼ばれているの王瑞泉先生の発明研究によるもので中国全土で使用されています。中国語で「色木油煎駒」と言います。
見た目が、ほとんど同じなので、選択が大変難しいのです。というのも、油の温度、揚げる時間によって音が異なるからです。
ベストの方法としては、自分の二胡をお店に持って行き、実際に駒をセットして弾き、耳で音の違いを確かめるのが一番良いと思います。
地域的な事情で、駒を選びに行くことが出来ない方、初心者の方は、名師堂にお任せください。
商品コード | NBKM10 |
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商品名 | 名師堂二胡駒 |
よみがな | めいしどう にここま |
曽朴のコメント
二胡の音色を左右する、一番重要な部品は、二胡の駒です。 駒が良くないと、綺麗な音色を出すことが出来ません。
駒の役割は、決められた皮の位置で2本の弦をささえ、弦から出た振動をいかに効果的に、胴の皮に伝えるかと言う重要な役割をしています。
皆さん駒の材質の中で紫檀・黒檀・老紅木などがいいと言う人もいますが、それは間違いです。一番適応している素材は楓です。

曽朴
なお、駒は小さな部品です。年輪の柾目の方向に欠けやすいですから、慎重にお取り扱いください。