二胡を始めてみたいけれど、
「二胡は初心者でも弾ける?」
「楽器経験がなくても大丈夫?」
「二胡は独学できる?」
「どんな二胡を選べばいい?」
「毎日どのくらい練習すればいい?」
このような疑問を持っている方は多いと思います。
私は長年、二胡をまったく弾いたことのない初心者から経験者まで、多くの方を指導してきました。
その経験の中で、初心者の方から何度も聞かれてきた質問があります。
このページでは、二胡の始め方・練習方法・独学・運弓・音程・二胡の値段や選び方・二胡教室など、初心者の方が最初に知っておきたい20の質問に、二胡教育家・曽朴がお答えします。
Q1. 二胡は初心者でも弾けますか?
はい。二胡をまったく弾いたことがない方でも始められます。
最初から曲を上手に弾こうとするのではなく、楽器の構え方、弓の持ち方、運弓、音程など、基本を一つずつ身につけることが大切です。
初心者だからこそ、最初の基礎を大切にしてください。
二胡を始めたばかりの方が最初に身につけたいことは、「初心者が最初に学ぶべき二胡の基礎6つ」で詳しく解説しています。
Q2. 楽器経験がなくても二胡を始められますか?
はい。もちろん始められます。
楽譜が読めない方や、これまで一度も楽器を習ったことがない方でも問題ありません。
実際に私が指導してきた生徒の中にも、大人になってから初めて楽器を始めた方がたくさんいらっしゃいます。
Q3. 二胡は難しい楽器ですか?
二胡は簡単な楽器ではありませんが、初心者には弾けない楽器でもありません。
特に最初は、弓の動かし方や音程に戸惑うことがあります。
しかし、正しい方法で基礎練習を続けていけば、少しずつ安定した音が出せるようになります。
Q4. 二胡は何歳からでも始められますか?
はい。大人になってからでも始められます。
二胡を始めるのに「遅すぎる」ということはありません。
年齢だけを気にするより、自分のペースで無理なく練習を続けることの方が大切です。

Q5. 二胡は独学できますか?
はい。二胡は独学で始めることも可能です。
ただし、楽器の構え方、弓の持ち方、弓の角度、運弓、指の位置などは、自分では間違いに気づきにくい部分があります。
特に初心者の時期についた癖は、後から直すのに時間がかかることがあります。
独学を否定する必要はありませんが、ときどき自分の演奏方法が正しいか確認することをおすすめします。
Q6. 二胡初心者は最初に何を練習すればいいですか?
最初の練習は、曲を弾くことよりも、座り方・構え方・弓の持ち方・運弓などを順番に身につけることが大切です。詳しくは「初心者が最初に学ぶべき二胡の基礎6つ」をご覧ください。
私は初心者の指導では、最初からたくさんの曲を弾くことよりも、まず一本の弓で安定した良い音を出せることを大切にしています。
二胡は、最初の基礎がその後の演奏に大きく影響します。
Q7. 二胡は毎日どのくらい練習すればいいですか?
練習時間だけで上達を判断する必要はありません。
長時間、間違った方法を繰り返すよりも、短い時間でも正しい方法を意識して練習する方が大切です。
初心者のうちは、一度に長時間練習するより、無理のない時間で継続することをおすすめします。
Q8. 毎日練習した方がいいですか?
できれば短い時間でも、継続して二胡に触れることをおすすめします。
特に初心者の時期は、弓の感覚や指の位置などを身体に覚えさせていく必要があります。
「今日は長時間、明日はまったく弾かない」というより、少しずつでも継続する方が基礎を身につけやすくなります。

Q9. 二胡の音がかすれるのはなぜですか?
初心者の場合、弓の角度、弓を動かす方向、弓の速度、弦にかける力など、運弓の方法に原因がある事が多いです。
二胡の音がかすれると、すぐに「楽器に問題があるのでは?」と思ってしまうことがあります。
弓が正しい角度で弦に当たっているか、まっすぐ動かせているか、力が入りすぎていないかなど、運弓の基本を確認することが大切です。
音がかすれる原因と改善方法については、「【二胡初心者】なぜ?音がかすれる|きれいな音が出ない原因と改善方法」で詳しく解説しています。
Q10.二胡を弾くと「ギー」という音が出るのはなぜですか?
弓に必要以上の力が入っていたり、弓の速度と弦にかける力のバランスが合っていなかったりすることがあります。
初心者にはよくあることです。
無理に音を直そうとせず、まずはゆっくりした長弓から練習してみましょう。
弓を弦にやさしく乗せ、力を抜いて、一定の速さでゆっくり動かしてみてください。
Q11. 二胡の弓が震れるのはなぜですか?
弓を持つ手に力が入りすぎると、弓が「ブルブル」と震えてしまうことがあます。弓を一定の方向へ動かせていなかったりすることが原因の一つです。
まずは、弓を強く握りすぎていないか確認してみましょう。
そして、力を抜いて、ゆっくりとした長弓で、弓をまっすぐ安定して動かす練習をすることです。
弓が震える原因や運弓の改善方法については、「【二胡初心者】なぜ?弓が震える|運弓が安定しない原因と改善方法」で詳しく解説しています。
Q12. 二胡には指板がないのに、どうやって音程を取るのですか?
二胡には、ギターのフレットのような音程の目印がありません。
そのため、正しい指の位置を覚えることと、耳で音程を確認することの両方が大切です。
初心者のうちは、正しい音程を確認しながら練習できる方法や補助器具を活用することも有効です。

Q13. 楽譜が読めなくても二胡を習えますか?
はい。大丈夫です。
二胡では「数字譜」がよく使われます。
最初からすべて理解している必要はありません。実際に二胡を弾きながら、一つずつ覚えていけばよいでしょう。
Q14. 初心者はいくらくらいの二胡を買えばいいですか?
二胡は、値段だけで選ばないことをおすすめします。
木材や皮などの材料、製作状態、音の出しやすさ、調整状態、さらに購入後の修理やメンテナンスまで含めて考えることが大切です。
特に初心者の場合、きちんと調整された、弾きやすい二胡を選ぶことが重要です。
Q15. 安い二胡と高い二胡は何が違いますか?
二胡の価格には、木材や皮などの材料、製作技術、仕上げ、音色、響きなど、さまざまな要素が関係しています。
ただし、単純に「高い二胡なら必ず良い」ということではありません。
実際に音を確認し、自分の目的や演奏レベルに合った二胡を選ぶことが大切です。
二胡の価格は、単純に「高い・安い」だけで決まるものではありません。木材や錦蛇皮、製作者など価格を左右する要素については、「二胡の値段は何で決まる?」で詳しく解説しています。
Q16. 二胡はネット通販で買っても大丈夫ですか?
ネット通販でも購入できますが、二胡は一本一本に個体差があります。
特に初心者の場合は、販売前にきちんと調整されているか、購入後に修理・調整・メンテナンスを受けられるかも確認してください。
二胡は「購入したら終わり」の楽器ではありません。
長く安心して使える環境まで考えて選ぶことをおすすめします。

Q17. 二胡教室はどうやって選べばいいですか?
初心者の場合は、曲を弾くことだけでなく、姿勢、構え方、弓の持ち方、運弓、音程などの基礎を体系的に指導しているかを確認してみてください。
また、先生との相性や、自分が無理なく継続できるレッスン環境かどうかも大切です。
Q18. 個人レッスンとグループレッスン、どちらがいいですか?
どちらにも良さがあります。
自分のペースで細かく指導を受けたい方には個人レッスン、仲間と一緒に学ぶ楽しさを大切にしたい方にはグループレッスンという選択があります。
自分の性格や目的、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
Q19. オンラインでも二胡を学べますか?
はい。オンラインでも二胡の基礎を学ぶことはできます。
大切なのは、動画を見るだけで終わらず、自分の演奏を確認しながら学ぶことです。
自分の演奏動画を提出して指導を受ける方法なども、オンライン学習には有効です。
Q20. 二胡が上達する人に共通することはありますか?
私は長年多くの生徒を指導してきましたが、上達するために最も大切なのは、最初から才能があることではないと考えています。
正しい基礎を大切にすること。
分からないことをそのままにしないこと。
そして、無理なく練習を続けること。
この積み重ねが、二胡の音を少しずつ変えていきます。

二胡初心者の方へ|曽朴からのメッセージ
二胡は、美しい音色を持つ魅力的な楽器です。
しかし、その美しい音を出すためには、最初の基礎がとても大切です。
私は長年の二胡教育を通じて、初心者の方には、急いで難しい曲へ進むことよりも、まず正しい姿勢、楽器の構え方、運弓、音程を一つずつ身につけていただきたいと考えてきました。
最初は思うような音が出なくても心配する必要はありません。
昨日より今日、今日より明日。
少しずつ良い音が出るようになることも、二胡を学ぶ楽しさの一つです。
これから二胡を始める皆さんには、焦らず、まず「良い音を出すこと」を楽しんでいただきたいと思います。
曽朴
二胡教育家・演奏家・製作研究家
SOBOKU二胡スクール
