アジャスターの役割

チューニング(調弦)の時、糸巻きを巻くほどではないけれど微妙に音がずれている事があります。そんな時、アジャスターのねじをほんの少し廻すだけで、ぴったりと音をあわせることが出来ます。微妙な音の狂いを解消する木製糸巻きの二胡には欠かせません。
このアジャスターは二胡の専用です。小さいものながら、調整の円盤が使いやすい大きさで、扱いが楽です。浅い溝なので弦を傷付けることもありません。通常出回っているアジャスターはバイオリン用ものです。溝が深くて弦を傷つけやすく、ねじも回しにくいので二胡には向きません。是非名師堂のオリジナルの二胡専用アジャスターを試してみてください。
使い方:ねじを手前に廻すと音が高くなり、向こうへ廻すと、音は低くなります。

名師堂オリジナル二胡アジャスターの取り付け方法

構成 二胡用アジャスターは次の三つの部品から構成しております。
 a 外周にギザギザの刻みを入れている円盤状のナット部品。
 b 片方に半円球の頭が付いて、両端に溝を入れている棒状のボルト部品。
 c ひし形の両端を折り曲げて、その先を交互の方向からクサビのように刻みを入れている板状のフック部品。
機能
確認
取り付ける前に機能を確かめておきましょう。
(1)ボルト部品の半円球の頭を摘み、反対側の手でナット部品を摘んで左右に少し廻して見ましょう。
(2)双方の部品には螺旋状にネジが刻まれていますので、ナット部品の中心でボルト部品が前後に移動するようになっています。
1 取り付けを順を追いながらご説明いたします。
アジャスターを弦に取り付ける前に、予め、ナット部品の平になっている面とボルト部品の先端(半円球の頭と反対側)とを合わせておきます。
2 フック部品の両端のクサビに、二胡の弦を交互に引掛けます。
3 二胡の弦に、ボルト部品の先端に刻まれている溝を沿わせます。
  4 ボルト部品の頭を摘みながら反対側の手でナット部品を廻します。このときの廻す方向は、ボルト部品の半円球の頭側から見て反時計廻りです。
(注1)ボルト部品の先端に刻まれている溝から、二胡の弦が外れないように廻してください。
(注2)また、廻す方向を間違えますとナット部品からボルト部品が抜けてしまい、各部品がバラバラになって紛失する恐れがありますのでご注意ください。
5 ナット部品を廻して続けますと、ボルト部品の先端が二胡の弦を押すように圧力が加わります。すると弦の張力が増しますので、音程が徐々に高くなるという仕組みになっています。

名師堂二胡専用アジャスター(二胡一覧 周辺部品一覧)→

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