二胡教室の選び方

現在二胡教室は増加し続けています。上質な教室を見つけることが二胡を続け上達出来る鍵になります。下記のような教室は避けたほうが良いでしょう。
1.学習レベルをゴチャ混ぜにしている教室は絶対いけません。
レベルの違う人々を、まとめて教えようとする所は避けましょう。講師一人で、一度に様々な生徒の音を聴いてもろくなアドバイスは出せません。また、生徒自身も自分の音が、まともに聴けないというようなクラスでは、騒音が響くのみです。実際このような教室が結構あり、一年二年習っても、正しい弓の持ち方すら出来ず、被害者になっている生徒が沢山おられます。自分のレベルにあったクラスがある教室を見つけましょう。
2.コミュニケーションを取るために、日本語が通じるという事は、大切です。
講師と子供なら、講師の弾き方を真似して覚えていくことが出来ますが、大人が学習する場合は講師の説明を頭で理解してから練習するのが普通です。いくら良い先生でも、説明が聞き取れなかったり、内容が理解できなければ、上達することは難しいでしょう。
3.入門時にいきなり二胡を買わせる教室はどうでしょう?
二胡の知識のないうちに購入して、後悔する人が多いのは問題です。トライアルの時には、まずレンタル二胡を使い、本当に二胡を続けたくなり、愛せることが判った時に購入すべきです。また、せっかく買うのですから、自分の好みの音色の二胡と出会うことも大切です。
4.有名な二胡奏者 =(イコール) 良い講師とは限りません。
ブランド好きの日本の皆さん気をつけてください。 演奏活動で有名な二胡奏者が教室を始めているケースがありますが有名=(イコール)良い講師とはかぎりません。演奏をメインにしている奏者はレッスンのスケジュールを組むのが難しく、よく変更するので、コンスタントにレッスンを受けられなかったり、レッスンに力を入れてもらえなかったりすることが多いという事を覚悟しておかねばなりません。
5.行くたびに講師が替わるような所でのレッスンは好ましくありません。
講師は個々の生徒のくせや特徴を理解して接する事を心がけねばなりません。行く度に講師が変わるような所は、その都度、言うことが異なり、生徒はどれが正しいのか混乱してしまう可能性があります。お互いの理解がとても大切です。
6.生徒のくせや間違いを正すことなく見て見ぬふりをし、自分の演奏を真似するように指導する講師は、指導に適していません。
生徒を大切に育てようという責任感を持たない講師につくのは不幸です。良い講師は必ず的確なアドバイスをしてくれます。自分が習う先生を見極めましょう。
7.レッスンを見学してみてください。よく怒る講師、叱る講師は避けるべきです。
雰囲気を知るために、まずはレッスンの見学をおすすめします。二胡を楽しむ為のレッスンで、怒られたら楽しみは半減してしまいます。楽しみながら上達しましょう。
以上、二胡愛好家達のためのアトバイスです。どうぞ参考にしてください。

曽朴

二胡正しい演奏法

演奏法について何が正しくて、何が間違っているか、初心者には判別できません。ただ、理屈の通った自然な体の動きこそが短期間に確実に上達する正しい演奏法だと言えます。
●二胡を上手に弾く不可欠な条件:
1.左手は 松 (リラックスの中国語)
緊張すると指の動きが固まり、指の動きが遅れる原因になります。指を自由自在に動かすには、リラックス(松)が必要です。
2.右手は 通 (流れの中国語)
綺麗な音色を出すためには、右手の力を抜き滑らかな運弓が必要です特に肩、腕、肘に力を入ると、動きがぎこちなく音が途切れ途切れに出てしまいます。
その点、子供は、あまり力が入りませんが、大人は緊張して、力が入りやすいので出来るだけリラックスして、力を抜くことを心掛けましょう。

新年会終わりました

新年会の演奏を見て、私はとても感動しました。上手、下手関係なく、沢山の人の前で演奏できるの決意だけでも、かなり勇気が必要ですね。皆さん緊張している事が分かりますが誰でも最初は緊張します。これからドンドン人の前で弾くと少しずつ慣れたらいいと思います。これから皆さん頑張ってほしいです。

2006二胡フェスティバル~心の旅~

2006二胡フェスティバル~心の旅~ 無事に終了しました。参加者の皆様 本当にお疲れ様でした。皆様の演奏もとても良かったです。
参加者皆様の二胡暦は そんなに長くない人がほとんどですが、特に初心者の方たちは 半年ぐらいの二胡暦でこんなに素晴らしい演奏が出来て 私は とても嬉しいです。もっと上手になりますように頑張ってください。

たくさんお客様から、お褒めと 感激の言葉を いただきました。
二胡の先生という立場から見ると もちろん問題点も反省点も たくさんあります。これから私も皆さんと一緒に頑張ります。

中国は本場なのに、なぜ、良い二胡を買えないのでしょうか?

二胡の本場はもちろん中国ですが、中国で二胡を求めて来た人たちからのクレームをよく聞きます。
デパートや楽器店で求められるのですが、それらの二胡はほとんど大量生産のお土産用に作られた二胡です。
職人が作る手作り二胡は工房で作られており、簡単には手に入りません。ほとんどオーダーで作られています。
どうしても入手したい場合は、プロ演奏家や二胡の先生に頼んで購入するのがベストです。
しかし、その場合CITESの書類の取得が必要であり、申請手続きなど難しく、すべてクリアーしなければならないので、相当なエネルギーが必要です。

二胡弱音器について曽朴の一言

実は中国では二胡の弱音器はありません。音を小さくする時は、鉛筆やクリップなどを使用しています。しかし、日本では戸外や公園での練習は、人目が気になってしにくいものです。そこで環境によって弱音器を求める方が多くいらっしゃることは、名師堂の主人としては嬉しいのですが、プロ奏者、二胡教師の自分としては、二胡の愛好家たちに、どうしても一言言わなければなりません。「弱音器は、出来るだけ使用しないほうが良いと思います。」
弱音器をつけたままでは、真の音を聴くことが出来ないため、自分の耳で、音色を聞き分け、いい音を出す感覚が養なわれません。また常に弱音器を装着していると、蛇皮に伝わる振動も少なく、弾き込んでいくうちに二胡が部品となじみ、変化して美しい音色が出せるようにもならないのです。
御近所に迷惑になる時間帯、場所でのみの使用にしてください。そうは言っても無理な場合は、どこで練習するのがいいのでしょうか?
実は、とてもいい場所があります。ズバリ、カラオケボックスです!お試し下さい。

二胡頭部と糸巻きの白い部分の素材は何でしょう?

二胡の頭部と糸巻きの白い部分は、沢山の方々は象牙、プラスチックだと思っていますが実は牛骨です。牛の後脚のももの骨を使用しています。二胡職人さんは、削るところから、最後の仕上げの磨くところまで、全て手作業で作り上げています。

音色に大切な部分二胡の花窓

二胡の胴の裏の花窓は、ほとんどの方は装飾と思っておられるようですが、実は二胡に必要不可欠なものです。
胴から音が、ストレートに出る事が無いように制御する役割があります。蘇州二胡と上海二胡にはこの花窓が必ずあります。
音が窓に当たることにより、音量が60~70%に絞られ、余韻の残る、哀愁のある、美しい音色になるのです。
花窓がなければ、二胡の音色とは言えないほど重要なパーツなのです。勝手に外さないようにしてください。
ひびが入ったり、壊れたら、修理に出してください。

八角の北京二胡にはこのような花窓はありません。そのため音がストレートに出ます。
日本の方がよく好まれる、深く、まろやかな、哀愁を帯びた音色とは、違います。
職人さんが、花びらの一枚一枚まで、手彫りで丁寧に作っています。

紫檀二胡とは

紫檀(マメ科の常緑高木)中国の職人さんは、小葉紫檀とも呼んでいます。
インド南部でビルマ国境地帯、スリランカのごく限られた地域で栽培されています。
材質は緻密で堅く、重く、湿度に強く、反りにくく、気候の影響を受けにくい木質です。

成育はとても遅く、成育した木でも直径20cmの太さ程度で、植樹から切り出されるまで、
およそ800年の歳月がかかります。大変希少なため、ワシントン条約の制限があり、輸出入時にサイテスが必要です。
成育した木には、節が多いため、整材すると、使える部分は更に細くなってしまいます。
中国では古来から王家専用の家具材料として、珍重されていたので「帝王之木」と呼ばれていました。
現在でも、原産地から工房に届くのに数年もかかり、しかも入手後、すぐ使うことが出来ません。
熟練した職人さんは、二胡のサイズに合わせて削り、更に2年間以上自然に乾燥させてから製作します。

材質の緻密度が高く堅いため、製作工程は困難を来たします。製作暦50年以上の職人さんが手間隙かけて削り、磨き上げます。
工房で出来上がったばかりの時は赤みを帯びた色合いですが、年月が経つにつれ、だんだんと黒光りしてきます。

二胡としては、木材の密度が高いので、紫檀特有の音色が出せます。また振動性が良いため、明るい音で響き方が良いのが特長です。
私が職人さんに強く依頼している「こだわりの条件」があります。
それは、高くついても、二胡の棹、胴、糸巻き、敷き台、本体全てを、同じ一本の紫檀木から作ってほしいという事です。
厳しすぎるかもしれませんがこれは、木の密度が同じだと、音の振動がなめらかに伝わり、響きが良いからなのです。
同じ種類の材料のいわゆる寄せ集めで作ると、木の密度が一致してないので、音の伝導が滞ることがあります。

価格は、中国においても入手困難な材料であり、最高職人さんに作らせた二胡は、年々価格が上がってきています。
しかし、日本で、これほど良い二胡を販売出来るのは名師堂しかありません。真剣に二胡と長く付き合っていこうという方には、
心からお勧めできる逸品です。また、二胡暦の浅い方でも、この二胡を弾くと音色の美しさと心地良さに、一段と腕が上がったような気分になります。
曽朴の二胡名師堂

血紫檀二胡とは

血紫檀(血檀)中国の職人さんは大葉紫檀と呼んでいます。原産地は主にアフリカなのでアフリカ紫檀とも言います。
木芯が血液のような赤色をしており、それが月日を経て、次第に黒っぽくなっていきます。

木質は、緻密で堅く、湿度に強く、反りにくく、気候の影響を受けにくいのが特長です。
木の密度が均一で、木目の美しいものが最高です。成育した木でも直径30cmの太さ程にしかなりません
高級貴重な木材として使われています。産地から入手後、二胡のサイズに合わせて削り、その後は乾燥させるため、
紫檀以上に自然の状態のまま、置いておく必要があり、すぐ製作できるわけではありません。
紫檀同様制作暦50年以上の熟練職人さんが手間隙かけて削り、磨き上げます。

血紫檀は密度が均一なので、音色が柔らかく、深く、美しく、音の響き方が良いのが特長です。
演奏時に、棹に手を滑らせるとわかりますが、大変滑らかで、感触は秀逸です。
血紫檀は密度が高く均一なので、音の振動が的確に伝わり、紫檀二胡同様、柔らかく深みのある、哀愁のある音色で、二胡奏者に愛されています。ただ、日本で紫檀と明記されて売られている二胡は、血紫檀がほとんどです。
名師堂の血紫檀二胡は木の密度を厳密に一致させるため、私は職人さんに強く依頼して、一本の木から、二胡本体を製作していただいています。
紫檀二胡と同様に、二台目に購入したい方、真剣に長く二胡と付き合っていきたい方には文句無く、お勧めしたい二胡です。