二胡大量入荷!!

こんにちは、二胡専門店名師堂東京店の古森です。

正月以来、練習用二胡と老紅木二胡が品切れ状態で二胡の陳列棚がガラ隙でしたが、中国から神戸港に荷揚げされた二胡が無事通関を終えて東京店にも入荷いたしました。ですから二階のレッスン場の後方は梱包されている二胡でいっぱいです。早速、予約注文を頂いているユーザー様のお手元にお届けすべく、千斤を装着して駒と弦を張ったり、そして最後は曽朴老師に一把(本)一把(本)丹念に二胡の音の状態を調整してもらい、発送の荷造りやら陳列やらで大忙しです。

ところで、今回から入荷する二胡には「二胡収蔵証」が無いのです。

そうなんです。今年の2010年モデルから名師堂オリジナル二胡には「二胡収蔵証」は必要ないのです。当然、今回入荷した二胡の琴皮にも野生ニシキヘビの皮を使用してはっていますから、中国の工房から日本国内に送られる際にはCITESを付けて税関の正規の手続きを経ています。

その証拠に琴筒の花窓を覗くと、それぞれの名師堂オリジナル二胡の琴杆にはシリアルナンバーが付けられているのを見てとることができます。 それと以前は琴筒に中国工房の名師職人さんのお名前がありましたが、その代わりに「名師堂」のロゴを記しています。

何故そのようにしたのか? それは名師堂はもともと二胡専門店として守るべきポリシーを大切に守ってきましたし、これからも守り続けていくからです。ですから中国二胡専門店「名師堂」の商標を登録したことを機会に、よりいっそうユーザー様が安心して確かな二胡を購入していただけるよう中国二胡専門店名師堂の責任と信頼の証を見える形にいたしました。

具体的に申しますと。「名師堂」のロゴを記すオリジナル二胡は、材料の吟味から製作過程の条件に関して曽朴老師が示した基準を満たす二胡を作っていただくよう中国の工房に特別の製作を依頼しています。ですから工房の職人さんの名前を記していなくても名師堂オリジナル二胡は楽器として本来あるべき品質を二胡専門店名師堂自らが保証いたしますし、商品に関する一切の責任も負います。また、購入後のメンテナンスも中国二胡専門店名師堂自身が保証をいたします。

さらには、音質に関して曽朴老師自らが丹念に調整してからでなければ商品棚に陳列したり、ご注文を頂いたユーザー様にお届けしたりはいたしません。

ですから、何の責任も保証の担保にもならない工房の職人さんの名前をはずし、「名師堂」のロゴを二胡の琴筒に記することにいたしました。

因みに、私の所有する紅木二胡には中国二胡製作コンテスト優勝者の名前が刻まれていたりしますが、内弦と外弦の音のバランスが悪く、名師堂オリジナル練習用二胡の倍の価格で購入いたしましたが、音質は名師堂オリジナル練習用二胡の半値でございます。なのに購入したお店のその後のメンテナンスはございません。

はじめまして  名師堂東京店の古森と申します。

どうぞよろしくお付き合いください。

はじめまして

こんにちは、名師堂東京店の古森と申します。

リニューアルオープンしました二胡ステーションを担当することとなりましたので、皆さんどうぞよろしくお付き合いください。

わたくし、大阪生まれの大阪育ち、趣味で始めた二胡ですが、ご縁あって昨年9月から名師堂東京店にて二胡の販売に携わらせていただいております。

大阪で育ちはしましたが、わたくしのしゃべくりは全くダメでありまして、サービストークができませんし、二胡もまあまあ弾けるかなぁ程度の技量でしかありません。強いて性分が二胡の販売員に向いているとすれば、お店を訪れになられたお客様と二胡に関するお話ができることが楽しいなぁということでしょうか。

と、言うことで、お店で体験したことや我が曽朴老師のこと、中国(大連)留学のことなどなど、わたくしが知り得たことを、今後、二胡ステーションでご紹介してまいりたいと思います。

ところで、わたくし自慢ではありませんが、二胡を6把(本)所有しております。

通信販売で購入した紫檀と紅木の2把、琴軸が金属製と木製の黒檀各1把と、名師堂オリジナルの紫檀二胡1把と老紅木低音二胡の1把の合計で6把です。

わたくし、二胡コレクターでもショッピング依存症でもありませんから、差し詰め大阪人の会話であれば「そんな、おんなじもんばっかり買うて、あんたあほちゃう?」というところでしょうか。

まぁ、一人で一度に2把も3把も二胡を弾く器用なことはできませんから。

わたくしの所有する二胡には、全て琴胴に製作者名が刻まれておりますし、「中国音楽家協会二胡学会推薦」なる二胡もございまして、お土産物ではないれっきとした楽器を購入したつもりです。

二胡が購入できるショップをネットで丹念に検索しながら、二胡の素材や製造地で異なる二胡の特徴などそれなりの知識を仕入れてはこれと思う楽器を購入したつもりですし、二胡の手ほどきは独学で始めましたので、通信教育やら殆どの二胡教本やCD・DVDを買い漁りました。

その結果を総括しますと、二胡の音出しに肝心な上体をリラックスさせること(よく肩コリでエアーサロンパスのお世話になりました。)や、運弓(ボーイング)での肩、ひじ、右手首の使い方、外弦と内弦の微妙な指使いの違いが理解できるまで迷路にはまり(内弦を弾くときに弓の軸で外弦も鳴らすというハーモニックス?)、弓を買い替えては思考錯誤しながら、ようやくG調第1ポジションの楽曲が弾けるまでに一年半ほどの時間を費やしました(それでも曽朴老師に入門する際には二胡の音が出せていないとダメ出しされて、一から「Basic of 二胡」つまりは、右腕の運弓からやり直しです。)。

で、肝心な二胡はと言えば、購入の都度、千斤・駒・フェルトを取っかえ引っかえ、あるいは琴皮をマッサージして自分なりに改良を加えてもしっくりしない二胡、つまりは外弦と内弦の開放弦の音が微妙に異なるバランスの悪い紅木二胡、運弓が難しくて音色が軽薄な紫檀と、高音部分が金属的で耳障りな黒檀を購入してしまいましたというところです。

今、とても残念で悔しく思っていることは、もっと早く名師堂(当時は神戸店のみでした)を探し当てて、曽朴老師に出会いたかったという思いです。

であれば、二胡購入の失敗を繰り返すこともなく、今ではもう入手することが叶わない王瑞泉さんの二胡を購入することができたかもしれませんし、曽朴老師の指導と弾きやすいやさしい二胡で、比較的短期間のうちに二胡技術の腕をあげていたかも?という、ある種の自責の念が今でも湧いてきます。

二胡のフィッティング

二胡のご購入で名師堂にご来店くださるお客様には、わたくしのような度重なる失敗を経験されないよう、ご購入予算を考慮することもさることながら、ご購入される方と二胡の双方の個性が合っているもの、相性のよいものをご購入いただけるよう心掛けております。

すでに二胡をお持ちで演奏経験のある方はご自身で試奏していただいて、数ある中からお好みのお音色を出してくれる二胡をお選びいただくのは当然ですが、特に、二胡を初めて購入される入門者の方であれば、先ず、その方にとって弾きやすくやさしい二胡であるかどうかを見極めるように努めております。

(例え音色がよくても、相性の合っていない難しい二胡は、入門者の方にとって演奏技術を習得する上での妨げとなる場合があり得ると考えております。)

もちろん、名師堂オリジナル二胡は全て、曽朴老師がひとつひとつ丹念に調整し、専門店として確かな楽器を揃えております。

次回は、お客様が二胡をご購入される際に、わたくしが心掛けていること⇒「弾きやすくやさしい二胡」のお話をしたいと思います。