2006年04月14日

二胡弱音器について曽朴の一言

実は中国では二胡の弱音器はありません。音を小さくする時は、鉛筆やクリップなどを使用しています。しかし、日本では戸外や公園での練習は、人目が気になってしにくいものです。そこで環境によって弱音器を求める方が多くいらっしゃることは、名師堂の主人としては嬉しいのですが、プロ奏者、二胡教師の自分としては、二胡の愛好家たちに、どうしても一言言わなければなりません。「弱音器は、出来るだけ使用しないほうが良いと思います。」
弱音器をつけたままでは、真の音を聴くことが出来ないため、自分の耳で、音色を聞き分け、いい音を出す感覚が養なわれません。また常に弱音器を装着していると、蛇皮に伝わる振動も少なく、弾き込んでいくうちに二胡が部品となじみ、変化して美しい音色が出せるようにもならないのです。
御近所に迷惑になる時間帯、場所でのみの使用にしてください。そうは言っても無理な場合は、どこで練習するのがいいのでしょうか?
実は、とてもいい場所があります。ズバリ、カラオケボックスです!お試し下さい。
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ちなみに名師堂の弱音器は、主に蛇皮を保護する目的です。
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中国の公園で二胡の練習をしている人

投稿者 soboku : 16:45

2006年04月01日

二胡頭部と糸巻きの白い部分の素材は何でしょう?

二胡の頭部と糸巻きの白い部分は、沢山の方々は象牙、プラスチックだと思っていますが実は牛骨です。牛の後脚のももの骨を使用しています。二胡職人さんは、削るところから、最後の仕上げの磨くところまで、全て手作業で作り上げています。

二胡名師堂へ

投稿者 soboku : 14:57

2005年11月02日

松脂の上手な使い方

弓の幅の跡が出来ないように、円形の面を均等に廻しながら、弓につけましょう。
松脂

弓の幅の跡が深くなって使用し続けると弓の毛が切れやすくなり、松脂全部を使いきることが出来なくなります。
松脂

松脂のつけ方
二胡を広い台に内弦が上になるように寝かせ、弓は弓先まで引き出します。左手の人指し指と中指を毛と竹の間に入れ、竹から毛を離し、右手で松脂を持って根元から弓先に向けて擦りつけていきます。次に毛の裏も同様に、弓先に向かって松脂を擦りつけます。この時、毛と竹の間に松脂を入れ、下から塗りつけます。松脂を落とさないように、しっかり持つことをこころがけてください。

投稿者 soboku : 18:57

2005年10月26日

自分に合った弓を選びましょう

弓の重要性
奏者にとって、弓は二胡同様とても大切なものです。弓は持つ手の感覚を通して、音楽の様々な表現を作り出す根源となる道具です。
自分に合った良い弓に出会うと、腕に負担をかける事なく、気持ち良く思った通りの音が出せ、表現したい通りの演奏が出来ます。

自分に合った弓の条件とは?

弓の長さ、重さ、弾性、竹の湾曲の形、竹の品質、手元の握り部分の作りなどが全て会うと、バッチリです。


例えば、身長が低い方は、長い高級弓を持つと、重く、長すぎて、弓の良さを充分に発揮する事さえ出来ません。

また、長身の方が短い弓を持つと、軽すぎるため、音も軽い音になり、曲の表現が思い通りに出せません。

多くの人は、長い弓が良いと思っているようですが、長さではなく、弓のバランスと、自分に合った弓こそが大切なのです。


参考

弓の長さの特徴:プロ用の標準サイズは82cm、快弓、慢弓など全て対応できる理想的な長さです。

82cm以上になると、普通のケースには入れません、弓が長すぎで、弾性が弱く、リズムのゆっくりな曲に向きます

90cmになると、二胡暦がかなり長く、加えて身長の高い方しか使いこなせません。


→名師堂へ

投稿者 soboku : 23:14

2005年10月15日

糸巻きは、どれが良いでしょう?微調整にはアジャスターを!

糸巻きの役割
弦を張るためと音のチューニングをするための部品です。材質は、金属製と木製があります。

金属製は、ねじ式になっているので、チューニングしやすい反面、ねじが緩みやすく、特に演奏中に弦を強く押さえると、弦が下がり、音が外れることが多くあります。また、数年使用すると、ねじが甘くなり、メンテナンスが難しくなります。音を出したときに、振動が金属部分まで伝わり、音に悪影響を及ぼします。

金属製の糸巻き



木製は棹にしっかりと差し込まれ出いるため、微妙なチューニングが難しいのですが、一度音の調整が出来るとその状態を保つことが出来ます。

木製の糸巻き

微調整するには、アジャスターを弦に取り付けると容易です。名師堂のオリジナルアジャスターは、コンパクトで、ねじも回しやすくおすすめです。是非お試しください。

名師堂オリジナルアジャスター名師堂オリジナルアジャスター




投稿者 soboku : 00:48

2005年10月09日

駒の選び方・正しい位置・控制綿とは?

蛇皮とぴったりの相性の良い駒を選びましょう

駒は小さいものですが、音色、音質、音量に大きな影響を及ぼすので、駒の選択と使用はとても大切です。

日本で販売されている駒の素材は、よく紫檀・黒檀と示されていますが、実は、このような硬く密度の高い材質は、駒には向きません。なぜなら、弦の振動が蛇皮に伝わるのが遅いため、音の反応が遅く、音量も小さく澄んだ音が出ないからです。

充分に弾き込んだ古い二胡や、締まりのない響きが広がってしまう二胡には、音をまとめるため、紫檀・黒檀の駒が良いかもしれませんが、現在、普通に皆さんがお持ちになっている二胡には紫檀・黒檀駒の使用は向きません。
ではどんな素材の駒が良いでしょうか?


バイオリンやチェロの駒と同様に「楓」の材質一番が良いのですが、二胡の場合はそのままではなく、一度油で揚げるのです。すると、楓は縮み、密度が高くなります。とはいっても、硬さ・密度が紫檀や黒檀程にはならないので、二胡に最も適した音作りが出来る素材となります。
この駒は、中国二胡王と呼ばれているの王瑞泉先生の発明研究によるもので、中国全土で使用されています。中国語で[色木油煎駒]と言います。
色木油煎駒

駒の選び方

見た目では、ほとんど同じに見えるので、選択は大変難しいです。一番ベストな方法としては、お店で買って帰るのではなく、自分の二胡をお店に持って行き、実際に駒をセットして、弾き、耳で音の違いを確かめるのが一番良いと思います。
地域的な事情で、駒を選びに行くことが出来ない場合は、名師堂にお任せください。

駒を置く正しい位置

蛇皮の中央部に置いてください。中央部より高すぎたり、低すぎたりすると、音色・音質・音量に悪い影響を及ぼします。

良い音が出せたなら、駒の移動は避けましょう。長く同じ位置に置いておくと、更にきれいな音になります。よく動かすと音は、悪くなります。
駒に伝わる振動を蛇皮に伝えて、音が胴から出るのです。長く同じ位置に駒を置くことで蛇皮に駒が馴染んで、同化するのです。教室によっては、蛇皮を守るために、二胡を弾かないときに駒を上方へ移動させると、教える先生もいますが、逆に、駒を蛇皮の上を滑らせて移動する事で蛇皮を傷つけることになります。是非、止めましょう。

そこで蛇の皮を守るのであれば、名師堂の弱音器を使ってください。
名師堂へ

駒の修正の仕方

駒についてる溝が狭すぎると、弓が両弦に当たりやすいので、ノイズの原因になります。カッターナイフで広めの溝を作ってみてください。広すぎてもだめですよ。

控制綿について

控制綿は、副駒とも言います。弦と蛇皮の間で、駒の下方にセットします。役割は二胡のノイズをなくすためです。
一般的に調整していない二胡には、スポンジがセットされていることがほとんどです。ただ、スポンジは、乾燥に弱く、すぐ硬くなり砕けてしまいます。

名師堂オリジナル控制綿は、フェルトを芯にして、柔らかいビロードを三重に折って、作っています。サイズは3cm×2.5cm

置く位置は、駒の下にぴったりに控制綿をセットすると、音量が小さく、ノイズが少なくなり、駒と離してセットすると、音量は大きくなりますが、ノイズが出ます。自分の耳で聴いて好みの音に調整してください。

→名師堂へ

投稿者 soboku : 20:45