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曽朴のアドバイス1 曽朴アドバイス2

1.是非お店で聞き比べてください

2.最初から高級二胡を弾くことについて

テキストアドバイス

1.初めて二胡を買う時の注意点

2.何を優先して選んだらよいのでしょうか?

3.どうして中国で良い二胡が買えないのか?

初めて二胡を買う時

1.初めて二胡を買う時の注意点

初心者の心理としては、二胡をどれほど長く続けられるか、不安なため、安価な二胡を選ぶ方がほとんどです。 現在、日本で流通している安価な二胡は、たいてい大量生産のおみやげ二胡で、音が悪いことが多く、このような二胡では、練習しても良い音が出ず、はた迷惑で、本人も二胡を楽しむ境地には到達できず、辞めてしまいたくなるのです。

おみやげ二胡で練習をはじめた生徒さんの話しですが、あまりにノイズが多いので、「二胡のケースを開けるだけで、ペットの猫が逃げ出した。」「練習を始めると家族に迷惑がられる。」「音が悪くて自分でもイヤになってしまう。」といった事をお聞きしました。しかし、安価でも良い練習用二胡との出会いはあります。
名師堂は安価な練習二胡も扱っています。私がプロデュースして、一流二胡製作職人の工房でオーダーし、私が一本ずつ調整しています。ほとんどノイズがありません。練習用としても、美しい音色が楽しめます。まだお持ちでない方、是非お勧めします。お気に召さなければ、返品も可能です。

二胡購入時に注意すべきポイント

1.信用ある二胡販売店を調べる。
2.お店の人に二胡を弾いてもらったり、また、弾ける人と一緒にお店に行き、音のノイズの少ないことを確かめて、選ぶ。
3.ヘビ皮が本物かどうかを確認する。
4.どこの工房で製作されたものか確認する。(ナンバリングが必要)
5.二胡が調整済かどうかを確認する。(調整しないといくら良い二胡としても、美しい音色が出ません)
6.購入後のメンテナンス保証を確認する。(二胡はとても繊細な楽器ですから初心者は絶対メンテナンスが必要です)
以上のことに注意して、より良い二胡を購入してください。

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2.何を優先して選んだらよいのでしょうか?

好きな音色の二胡を選ぶ
蘇州二胡

哀愁のある甘く、深い音色が秀逸です。
「日本人から見て二胡の魅力とは何ですか?」と尋ねると、ほとんどの人が、「哀愁を帯びた音色である」と答えます。
中国人の好みやセンスとは違い、日本古来の侘び寂びの文化にも溶けこむような落ち着いた音色を求める人が多いように思われます。そのような方には蘇州二胡が適しています。
現在の中国では、華やかな音が好まれ、明るい音色が好んで取り入れられています。反対に日本では伝統的な音色の蘇州二胡が好まれます。
また中国江南地方は日本の気候が似ているため、温度湿度の点で、二胡の材質や音に影響を受けることがほとんどありません。

北京二胡

音量が大きく、バイオリンのような音の明るさがあり、敏捷な音の反応を鮮明に聞かせる事ができます。 華やかな音色なので、バイオリンの曲や、中国北方地方劇の曲などを弾くのに特に適しています。
注意しなければならないのは、北京は乾燥した気候のため、日本に輸入された北京二胡は、材質や音色などに変化を起こしやすく、十分な注意が必要です。

上海二胡

上記の二胡のような、これといった個性はありません。上海二胡は日本では現在大量に販売されています。
上海民族楽器大手メーカーによる、大量生産のため、皮を機械で張っているので、音色に当たりはずれがあります。なんと言っても、工房で作られた手作り二胡は、一品一品に職人の心意気が込められており、おのずと風格が表れるので、その差は歴然としています。

材質から選ぶ
紅木

「紅木」はほとんど練習用二胡として作られています。塗装されピカピカになっていないものを選ぶ必要があります。
塗装してあると、どんな木材が使用されているか判断できず、音の振動にも悪影響を与えます。加えて、ワックス仕上げの二胡を選んでください。

老紅木
「老紅木」は中国でもプロ演奏家に好まれており、職人に特別注文して作らせる場合が多い材質です。
「老紅木」は、表面の色目だけ見ても、古く見えませんが、充分に枯れて水分をまったく含まないため、音色がとても深く、見た目も美しい二胡です。
価格は比較的求めやすいのですが、100年以上経った「老紅木」だと、希少な為、たいへん高価です。

黒檀と烏木

「黒檀」と「烏木」は北京二胡によく使われています。北京は乾燥しているので、音色を和らげるために、製作時に少し水分を含んだ「黒檀」を使います。

紫檀

「紫檀」は高級二胡に使われる材質です。色は最初褐色ですが、月日を経るにつれ次第に黒く変化していきます。低音部が深く、高音は明るい音色が特長です。「血紫檀」と「紫檀」がありますが、もちろん「紫檀」が最高素材です。

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偽物に注意してください

3.どうして中国で良い二胡が買えないのか?

名品を騙る偽物にご注意!

中国は偽物製作のメッカでもあります。電気製品から飲料水まで、コピー商品があたりまえに出回っています。 二胡も同じく製作者のサインを乱用して、高額で売られています。もっと可笑しいのはナニナニ演奏家のサイン入りの二胡などです。
実際に職人さんにお会いして、本当の制作本数などをお聞きしたところ、プロ演奏家からの注文二胡のみ、月に、わずかな本数のみ作っておられるとのことでした。日本では、現在職人サイン入り二胡が沢山売られています。どういうことでしょう?
私たちプロ演奏家はサインを見るだけではなく、一流職人の手作り二胡が個々に持つ個性と、弾いたときの音色や風格で判断できます。一方、コピー商品は、材質は良いものを使っており見た目はそっくりです。ただ、職人の皮の扱いまでは真似できません。高価な二胡を求めるときは、充分に調べて信用できる店で購入しましょう。


曽朴のコメント

二胡の本場はもちろん中国ですが、中国で二胡を求めて来た人たちからのクレームをよく聞きます。
デパートや楽器店で求められるのですが、それらの二胡はほとんど大量生産のお土産用に作られた二胡です。 職人が作る手作り二胡は工房で作られており、簡単には手に入りません。ほとんどオーダーで作られています。 どうしても入手したい場合は、プロ演奏家や二胡の先生に頼んで購入するのがベストです。
しかし、その場合CITESの書類の取得が必要であり、申請手続きなど難しく、すべてクリアーしなければならないので、相当なエネルギーが必要です。

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