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 役に立つ二胡知識 部品の役割と選び方 弓名師堂の名師二胡

自分に合った弓との出会いが大切です

弓の種類
二胡の弓は、他の弦楽器と同様に擦弦して音を出します。しかし、大きく違うのは、二弦の間に弓を入れて奏でる奏法です。弓には南方式と北方式の二種類があります。
南方式(蘇州弓、上海弓)



蘇州、上海二胡に用いられ、竹は手元部分で毛との間を少し広くとられています。
弓先も大き目の曲線を描いており、それらは、演奏時に、竹が弦に触れにくくするための工夫でもあります。手元には魚をデザインした透明プラスティックがつけられており、毛を固定しています。毛の着脱をするときは、手元先のねじを回して外すと、魚のパーツが外れます。弓の張り具合もねじで調整することができます。当店で取り扱っている南方式弓のページへ
北方式(北京弓)

主に北京、天津二胡に用いらています。竹は手元部分は直線で弓先は僅かに曲げて作られています。手元には不透明な魚型プラスティックがつけられており、毛の先は輪にしてビニールで巻いてあり、魚のパーツに引っ掛けられるようになっているので、着脱が簡単です。手元先にねじがあり、回すと魚のパーツが移動し、弓の張り具合を調節出来ます。

素材
竹の素材:紅竹、白竹、鳳尾竹、香妃竹など。
毛の素材:馬の尾毛。白は高級、黒とナイロン製は安価。
曽朴の一口メモ
弓には何本の毛が使われているのでしょう?高級弓は260本使っています。130本ずつの束を方向変えて、まとめられています。
毛には目に見えない刺があり、その刺が擦弦時に摩擦を起こし、音が出ます。
弓を動かす時に常に摩擦が起きるように毛の二束の向きを違えてセットするわけです。刺の荒いものは安価な二胡や京胡に使われています。馬の尾毛の産地は中国内モンゴルとモンゴルです。尾毛を持つ曽朴
弓の重要性
奏者にとって、弓は二胡同様とても大切なものです。弓は持つ手の感覚を通して、音楽の様々な表現を作り出す根源となる道具です。
自分に合った良い弓に出会うと、腕に負担が掛からず美しい音が出せ、思い通りの表現で演奏が出来ます。
自分に合った弓の条件とは?

弓の長さ、重さ、弾性、竹の湾曲の形、竹の品質、手元の握り部分の作りなど、全て自分に合っているのが最高の弓です。
例えば、身長が低い方が、長い弓を持つと、重く、長すぎて、弓の良さを充分に発揮する事が出来ません。
また、長身の方が短い弓を持つと、軽すぎるため、音も軽い音になり、曲の表現が思い通りに出せません。
一般に長い弓が良いと思われがちですが、長さではなく、弓のバランスと、自分に合った弓との出会いこそが大切です。

弓の持ち方
1. 体に力を入れないで、リラックスすることが大切。肩、腕、手首、指が固くなりがちですが、緊張することが上達の道を妨ぐ原因です。
2. 正しい弓の持ち方は、上達への第一歩。
 

悪い例

  弓をしっかり握るように固定して持ってしまうと、弓を自由に動かせません。
お箸を持つように、しっかり持っていても、自在にあやつる事が出来るような持ち方をしましょう。
 

正しい例

 

3. 正しい弓の動かし方をすると、美しい音色を出せます。弓の根元から、弓先まで長く使うことが弓の動かし方の基本です。
弓を上下にぶらさず、なめらかに水平移動させる練習が必要です。弓を胴の上に安定させ、重心を自然に下方に置き、擦弦することが大事。
 
ダウン.-ボウ(例) アップ.ボウ(例)
  弓を擦弦する時、速度と圧のバランスを取ることが重要です。速度が速い時は、圧は強めに、速度が遅い時は、圧を緩めにすると、ノイズが少ない綺麗な音になります。
4. 左手でポジションを正しく押さえ、その位置に慣れ覚えること。正しい音程が取れると、メロディーがはっきりします。
5. 楽しく二胡の練習をするためには、確かな二胡が必要です。変なおみやげ二胡ではなく、良い練習二胡と出会うことも大切です。
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